お初天神の裏の路地(曽根崎2丁目)|昭和とSNS時代が溶け合う街を歩く

曽根崎2丁目のアイキャッチ

御堂筋の東、扇町通と曽根崎通にはさまれた、梅田のひとつ奥のエリア。

阪急東通り商店街から続く、少しざわざわした空気がこのあたりまで染み出してくる。

その街の中心が『曽根崎お初天神通り商店街』。

お初天神商店街
お初天神通り商店街の入口。
曽根崎二丁目の地図
大阪市北区曽根崎2丁目。

約300メートルのアーケードを南へ、突き当たりにあるのが『露天神社』。

近松門左衛門の『曽根崎心中』の舞台である通称『お初天神』である。

300年前の心中事件の場所が今や、縁結びのパワースポットとして有名だ。

お初天神の裏の入口
お初天神(露天神社)の裏参道。
お初天神の春の風景
桜の飾りに包まれた春の蚤の市。

毎月第1金曜日・第3日曜日に開かれている『蚤の市』。

昭和の時代感満載のモノばかり並んでいる、なんだかのんびりした空間だ。

お初天神の蚤の市
蚤の市に並ぶ昔の映画パンフレット。
お初天神の蚤の市
昭和のおもちゃが並ぶ露店。

近松門左衛門はこの境内を「影暗く風しんしんたる曽根崎の森」と描いている。

当時は木が鬱蒼と茂り、森と呼べる広さがあったらしい。

それが戦火で失われ、戦後の復興の中で境内は少しずつ切り売りされた。

今では、まるでビルの隙間に神社を建てたようにも見える。

国立国会図書館デジタルコレクション「浪花百景之内 露の天神」
国立国会図書館デジタルコレクション「浪花百景之内 露の天神」
お初天神の正面入口
高層ビルに囲まれたお初天神。

お初天神に手を合わせてから、商店街やその周辺の路地をぶらぶら歩く。

夜の店はまだシャッターが下りたままだけれど、個性的な店構えを眺めながら「今度の夜はここに来てみようかな。」と歩くのも楽しい。

また、意外にランチ営業している店もあるので、見つけたらふらっと入るのもいい。

曽根崎二丁目の路地の様子
酒瓶とレトロな広告が並ぶバーの裏。
曽根崎二丁目の路地の様子
路地に佇むイタリア料理店。
曽根崎二丁目の路地の様子
格子戸の続く昼の路地。
曽根崎二丁目の路地の様子
提灯とのぼりが連なる路地。
曽根崎二丁目の路地の様子
蔦に覆われた白壁の一軒。

アーケードの中ほどから西に折れると、行き止まりの細い路地がある。『お初天神裏参道』だ。

曽根崎二丁目の路地の様子
コカ・コーラの看板が残る路地裏。

もともとは風俗店が並ぶ路地だったらしい。

それを、先祖代々の土地を持つオーナーが「女性が一人でも安心して楽しめる場所にしたい」という思いで、2015年に飲食街として作り直した。

コンセプトは「毎日が縁日」。だから夜になると___

曽根崎二丁目の路地の夜
夜、提灯に灯がともる路地。
曽根崎二丁目の路地の夜
賑わう夜の飲み屋路地。
曽根崎二丁目の路地の夜
路地にあふれる立ち飲みの席。

フレンチ、おでん、串焼き、ワインバー。個性の違う店のテラス席に人があふれる。

若い世代や女性も多く、夜の街としてはとても健全な雰囲気だ。

昭和レトロの骨格にSNS時代の衣装を纏って、うまくマッチした感じ。


この街は、華やかさも明るさもあるけれど全体的に落ち着いたイメージだ。

曽根崎二丁目の路地の夜
赤い大提灯が灯る居酒屋の前。
曽根崎二丁目の路地の夜
おでんの提灯が揺れる夜。

昼に来ても、夜に来ても、一人でも、ぶらぶら歩いてゆったり楽しい気分になる街。

ぜひ、まちあるきをしてみてほしい。

曽根崎二丁目の路地の夜
夜の曽根崎二丁目を歩く。

【アクセス】
Osaka Metro谷町線「東梅田駅」下車すぐ

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